はじめに
2025年分の期限内申告期限(2026年3月16日)まで、残りわずかとなりました。
皆さん、もう確定申告はお済みでしょうか(ブログ執筆時点:2026年3月11日)。
確定申告期間中は、「どの書類を準備すればいいのか分からない」というご相談を多くいただきます。
書類の漏れは申告のやり直しや控除の適用漏れにつながりかねません。
本記事では、所得の種類ごとに必要な書類をチェックリスト形式でまとめました。
これから確定申告をするという方は、まだ間に合いますので、ご自身に該当する所得を確認しながら、準備にお役立てください。
なお、国税庁の手引きには必要書類や書き方などおよそすべてが書いてありますので、そこを見て確認したい!という方は、こちらにリンク貼っておきますので、ご覧くださいませ。
(国税庁)令和7年分譲渡所得の申告のしかた
書類をそろえる前に、確定申告会場受付状況を確認しましょう
今年も各所轄税務署では、確定申告会場を設けており、そこでも申告ができます。
必要書類以外で注意していただきたいことは、当日予約なしで行くと、もしかしたら受け付けてもらえない可能性があることです。
わざわざ時間をとって来たのにそうならないよう、選択肢が3つあります。
ご自身で申告を行う方は、ご自身の状況に応じて、提出方法をご検討ください。
- 事前にLINEで国税庁を友達登録し、事前予約を行い、予約当日に確定申告会場で申告を行う。
詳細は、(国税庁)確定申告会場受付状況をご確認ください。 - 当日分の入場整理券をゲットして、その日に確定申告会場で申告を行う。
当日の入場整理券は、早いところでは午前中に配布終了するのでお早めに。
前日と当日の配布状況は、(国税庁)確定申告会場受付状況から確認できます。
ちなみに、私の事務所のある地域の所轄税務署である西川口税務署では、3/10は15:20、3/11は11:20に配布終了しています。(なお、3/10の配布終了時刻が遅い原因は、天気がとても寒くて雪が降った影響だと思います。) - e-taxで3/16までに確定申告を行う。
なお、税理士にお任せすると、税理士が代理申告をしますので、3.の方法、もしくは、税理士が使用している申告ソフトを使用して申告を行います。
全員共通で必要な書類
- 確定申告書(第一表・第二表)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、または通知カード+運転免許証等)※1
- 銀行口座情報(還付を受ける場合)
- 前年の確定申告書の控え(ある場合)
※1.確定申告会場で申告をする方は、マイナンバーカードの暗証番号が2つ必要です。事前にパスワードをご確認していただき、必要に応じて再設定のうえ、会場に足を運んでください。
(国税庁)確定申告に関するお知らせ
1. 給与所得がある方
- 源泉徴収票(勤務先から交付)
- 給与明細書(源泉徴収票の内容確認用)
※2か所以上から給与を受けている場合は、すべての勤務先の源泉徴収票が必要です。
2. 事業所得がある方(個人事業主・フリーランス)
収入関係
- 売上台帳・売上集計表
- 請求書の控え
- 適格請求書(インボイス)発行の控え(適格請求書発行事業者の場合)
経費関係
- 経費の領収書・レシート(科目別に整理)
- 通帳のコピーまたは取引明細
- クレジットカード利用明細
- 減価償却資産の明細(固定資産台帳)
決算書類
- 青色申告決算書(青色申告の場合)
- 収支内訳書(白色申告の場合)
- 棚卸表(在庫がある場合)
消費税関係(課税事業者の場合)
- 消費税の確定申告書
- 受領した適格請求書(インボイス)
- 帳簿(仕入税額控除の要件)
3. 不動産所得がある方
- 賃貸借契約書
- 家賃の入金記録(通帳コピー等)
- 管理費・修繕費等の領収書
- 固定資産税の納税通知書
- 借入金の返済予定表・残高証明書(ローンがある場合)
- 減価償却費の計算明細
- 不動産所得用の青色申告決算書または収支内訳書
4. 譲渡所得がある方
不動産の売却
- 売買契約書(取得時・売却時の両方)
- 仲介手数料等の領収書
- 登記事項証明書
- 取得費が分かる資料(建築請負契約書、購入時の領収書等)
- 測量費・立退料等の領収書(ある場合)
- 特例適用に必要な書類(居住用財産の3,000万円控除等)
株式・有価証券の売却
- 特定口座年間取引報告書
- 一般口座の場合:取引報告書、取得価額が分かる資料
- 上場株式等の配当等の支払通知書
5. 雑所得がある方
公的年金等
- 公的年金等の源泉徴収票(日本年金機構等から送付)
- 企業年金の源泉徴収票
その他の雑所得(副業収入・暗号資産等)
- 支払調書(報酬を受けた場合)
- 収入金額が分かる資料(取引履歴、入金記録等)
- 必要経費の領収書
- 暗号資産の年間取引報告書(取引所から取得)
6. 一時所得がある方
- 生命保険の満期保険金等の支払調書
- 懸賞・競馬等の払戻金の記録
- 収入を得るために支出した金額の証明書類
所得控除に必要な書類
医療費控除
- 医療費の領収書
- 医療費控除の明細書
- セルフメディケーション税制を選択する場合:対象医薬品の購入レシート+健診等の結果通知表
社会保険料控除
- 国民健康保険料の納付証明書
- 国民年金保険料の控除証明書
- その他の社会保険料の証明書
生命保険料控除・地震保険料控除
- 生命保険料控除証明書(一般・介護医療・個人年金の各区分)
- 地震保険料控除証明書
小規模企業共済等掛金控除
- 小規模企業共済の掛金払込証明書
- iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金払込証明書
寄附金控除(ふるさと納税等)
- 寄附金受領証明書
- ふるさと納税の場合:寄附金控除に関する証明書(特定事業者発行の年間まとめ証明書も可)
住宅ローン控除(初年度)
- 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
- 売買契約書または工事請負契約書の写し
- 登記事項証明書
- 住民票の写し(必要な場合)
雑損控除
- 被害を受けた資産の明細
- 被害額を証明する書類(罹災証明書等)
- 災害関連支出の領収書
まとめ
確定申告をスムーズに進めるためには、早い段階からの書類整理が大切です。
特に領収書やレシートは日常的に整理しておくと、申告時期に慌てずに済みます。
当事務所では、ScanSnapによるスキャンからマネーフォワードクラウド/freee会計への連携まで、デジタルでの書類管理もサポートしております。
2025年分は受付終了しましたが、書類の準備や確定申告についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
